やったらやり返される

ゲーム・アニメ 下手の横好きの日常ブログです

8年ぶりのつり球

はいのはいのはいの〜

www.tsuritama.com

 

放送予定だったノイタミナアニメが延期になり、枠埋めとしてつり球が抜擢されての再放送です

初回放送は2012年4月。当時ハマって江の島に行きました。しらす丼うまかったなぁ

 

つり球のあらすじを自己解釈で書くと、

人付き合いが不器用な男子高校生ユキが、江の島で宇宙人の少年ハルと出会い、釣りという夢中になれるものを見つけ、仲間と出会い成長していく青春アニメです。

が、最終的には宇宙人の侵略から地球を救うために釣りをするという展開になります。SF(スペースファンタジーSF(青春フィッシング)を掛けた小粋なジョークです。ハイッ!

 

 

まぁ難しいことを考える必要は無くて、江の島の絶景と栗コーダーカルテットのゆるい音楽に癒されながらぼーっと見て落ち着ける作品です。

OPテーマの『徒然モノクローム』はタイトルと正反対で映像も曲も非常にカラフル。サビの歌詞も良く、もっと気楽に行けばいいや〜という気分にさせてくれます

疲れた時に効くアニメだと思います。

 

放送当時はユキが明るくなっていく姿が印象的で、人と話すのにも声が詰まるし、顔が強張るのが怒っていると勘違いされるしと典型的コミュ障だったのが、釣りと出会ってハルやナツキや江ノ島の人たちと関わって、初めてのバイトで大きな声で笑えるようになった時の笑顔には感動しました。

とにかくユキの成長を主眼にストーリーを見ていたなぁと思い返すんですが、8年経った今改めて放送を見ていたら、まさにそのバイト回で当時まったく覚えていなかったセリフがすごく胸に刺さりました。

 

 

#5話 へこたれてジャーキング

ーー

だんだん仲間と打ち解けて、ハルやナツキと笑い合えるようになったユキ

そんな姿を遠目に見て、その場から離れ去ろうとするアキラ

タピオカが「グワ」と、『仲間に入らないのか?』と言いたげに鳴くと

 

「いや、俺はいいよ。 今更友達なんて」

 

ーー

 

 

 

 

激しく共感してしまった

 

 

アキラ・アガルカール・山田(CV:杉田智和

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彼は異星人を調査する組織の構成員で、組織の命令でハルの動向を探るために江の島にやって来ます。ハルに近づくべく25歳でありながら高校に転入するようなやべー奴ですが、どっちが先に魚を釣れるか競争してくるお茶目な一面もあり、敵であっても危険があれば助け、組織の言いなりにはならない信念を持った男でもあります。

 

25歳社会人、話し相手はアヒルのタピオカ

大人になるほど友達を作るって難しくなるよね

あー分かる。よく分かる。

 

8年越しに見るつり球は、アキラの心情に気付いたり新しい一面を知ることができて、改めていい作品だなぁと思いました

好きだった作品が、歳を重ねてから見るとまた違う目線で見えてくるというのは面白いです。小さい頃はキルアが好きだったけど今はレオリオがいいみたいなあるある

 

未曾有の事態に気が沈んでしまいそうだったこの春、つり球を選んで放送してくれたノイタミナに感謝です